妊活を始める前にふたりで話し合おう!
2024.12.23
妊活をすることが決まったら、まずはパートナーと妊活についてどうしていきたいかをよく話し合うことが大切です。
事前に話し合うことでお互いの考えや希望を理解し、お互いに協力ながら取り組むことができるでしょう。
話し合うポイント6つをご紹介します。
妊活をはじめる時期
お互いの仕事やキャリア、ライフスタイル、健康状態などを考慮しながら、妊活を始める時期を決めましょう。例えば、仕事の忙しさや経済的な安定など、妊活に影響を与える要因をお互いに確認し合い、その情報を共有し「共通の理解を持つことが大切」です。
社会的には男女平等が叫ばれているものの、妊娠や出産は男女平等とはいかないのが現実です。特に男性は、妊娠や出産に関する情報に触れる機会が少ない場合もあるため、出来るだけ正しい知識を持つようにしましょう。
健康状態のチェック
皆さんは、毎年「健康診断」を受けていますか?
妊活は妊娠がゴールではなく、妊娠から出産、そして育児へとつながっていきます。これからの子育てを健康的に過ごすためにも、生活習慣病や肝炎などの感染症など、今後の生活に影響を与える可能性がないかを調べ、必要に応じて適切な治療や対応をすることが必要です。
また、生活習慣はもちろん、食事や運動、ストレス管理などを見直し改善していくのがよいでしょう。
妊活の方法や期間
それから、妊活の方法や期間について、どこまで考えているのかを話し合うことも重要です。まずは自分たちで頑張る自然妊娠を目指すのか、それとも状況に応じて不妊治療を検討するのかなど、ふたりで意見を出し合い、擦り合わせをしておくことが大切です。
また、不妊治療を検討する場合、どの段階まで、何歳まで治療を続けるのか等も、不妊治療にかかる医療費や治療期間なども鑑みて話し合ってみましょう。
お互いの支え合い方
妊活をしていると、1ヵ月の間に起こる気持ちのアップダウンに疲れてしまうことも多々あります。
女性は、「きちんと排卵が起こっているかな…」、「性生活のタイミングは大丈夫だったかな…」などの心配をはじめ、今月こそは妊娠できているのではないかという期待、そして生理がきてしまうのではないかという不安など、ストレスやプレッシャーと戦っていることも多いでしょう。
また男性も、性生活へのプレッシャーや生理が来てしまった時の妻の落ち込みに、どう対応すれば良いかがわからず、オロオロしてしまったり、逆に素っ気ない態度をとったりすることがあるかもしれません。
そんな時は、まずお互いがパートナーの気持ちを理解するように努め、相手の気持ちになってサポートし合うことが大切です。
それには、定期的に話し合う時間を設けるのがおすすめです。
改めて話し合いましょう!とするのではなく、夕食後のゆっくりした時間に、ふたりでお風呂に入りながらなど、何気ない時間の中でお互いに構えずに話すと気負わずいられるでしょう。
正しい知識を持つこと
妊活は、ふたりの赤ちゃんを授かるためのものです。話し合いや思いやることは大切ですが、それと同じくらい、正しい知識を持つこともとても大切です。
最近では、多くの不妊治療施設で勉強会やセミナーを無料で開いており、妊活を始めたばかりのカップル向けのものから、体外受精について学べるものもあります。そうした勉強会やセミナーにふたりで参加してみるのもよいでしょう。受講したからと言って、必ず通院しなければいけないということもありませんし、中にはオンラインセミナーもあるため、地域に関係なく気軽に参加することもできます。女性だけでなく、男性にも女性と同等の知識を知ってもらうことで、より妊活もスムーズに進めていくことができます。
妊活の辛さ・悲しさは、上手に発散しましょう
妊活期間が長くなってくると、「周りは上手くいっているのに、私の妊活はなかなか上手くいかない…」「こんなに頑張っているのにどうしてだろう…」という気持ちが出てくることもありますし、そうした気持ちに押しつぶされそうになってしまうこともあるかもしれません。そんな時は、妊活のコミュニティやサポートグループに参加してみるのも1つの方法です。同じような経験を持つ人に話を聞いてもらったり、情報交換や励まし合ったりすることで心が軽くなり、前向きになれることもあります。
また、SNSとの付き合い方を見直してみるのもよいかもしれません。上手に活用しいろいろな人の意見や想いを共有したり、治療に関することや妊活のおすすめ情報などを収集するのはよいことですが、その情報に振り回されすぎてしまい、ストレスが溜まってしまっては本末転倒です。妊活に関する情報を集めるときには、「この情報はバックボーンがしっかりしているかな?」「エビデンスがあるかな?」など、きちんと情報を精査することも大切です。ふたりで集めた情報を持ち寄り、擦り合わせながら上手に取り入れていきましょう。