COLUMN
コラム・調査レポート
妊活中のお酒の量はどのくらいならOK?妊娠への影響はある?
2025.02.10

アルコールをやめる準備をしましょう。
一般的にほどほどの量のお酒は、妊娠前であれば問題はないといわれていますが、この『ほどほど』がどのくらいの量なのか人によって判断が違うのが難しいところです。
たとえば、ビールロング缶500ml /1缶にはアルコールが約20g含まれているとされていますが、このアルコールはおよそ4時間かけて肝臓で分解されます。ただし、分解速度には個人差があり、お酒の弱い人の場合は5時間以上かかることもあります。
いくつかの論文では、1日にビールロング缶を2本以上飲む女性の妊娠率が低下した、または飲む量に関係なく飲酒をする女性の方が妊娠までにかかる時間が長くなる、そのほか1週間にボトルワインを2本以上飲む男性の場合、妊娠までにかかる時間が長くなるなどの報告があります。
妊娠後の女性の場合、アルコールは胎盤を通して送られることから赤ちゃんの発育に影響します。お酒好きな人は、今から少しずつセーブして、妊娠後にはアルコールを摂らない生活をしましょう。
1日何杯まで飲んでOK?(1杯:アルコール量15ml)
1杯未満 | 胎児への影響する可能性がある |
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6杯以上 | 奇形発生が明らかに高くなる |
8杯以上 | 胎児アルコール症候群発症率30~50% |
アルコール1杯(アルコール量15ml)は?

ワイングラス 1杯

日本酒 コップ1/2杯

ビール 350ml缶 1本
※ただし、これ以下の飲酒量であれば赤ちゃんに影響しないという安全量は確立されていません。